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help リーダーに追加 RSS 内田樹をめぐる体験

<<   作成日時 : 2007/10/28 00:39   >>

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私は村上春樹のかなり熱心なファンだ。
ほとんどの本は読んでいる、と思い込んでいる。
私は内田樹のなにげないファンだ。
こちらはほとんど本を読んでないのだが、最初に読んだ著書「態度が悪くてすみません」で、運命的なものを勝手に著者に対して感じてしまったのだ。

その内田氏が村上春樹の本を出したと、新聞広告で知ってしまった。
これは、もうすぐにでも読みたいと、その日の午後、阪急で15分の「西宮北口」という駅に用事で出かけた折に買い求めることにした。

まず改札を出る前に駅構内の書店に寄ってざっと探してみたが見つからない。
とりあえず用事を済ませて線路の反対側にある大きなジュンク堂へ行ってみることにした。
ジュンク堂では探さずにいきなりカウンターへ行って店員さんに
「あの、内田樹さんの村上春樹というのがタイトルに入っている本探していただけますか」
読みたいわりにタイトルもしっかり覚えていないのが私らしい。
「ああ、『村上春樹にご用心』(何とも軽いタイトルが内田氏らしい)でしょうかね?」
店員さんにはすぐに分ったらしい。
『そう!そう!そんなタイトルでした』
その店員さんは目の前の平積みの中から簡単に本を探し出してくれた。

画像


改札を通って帰路に着く。阪急電車に乗って席を確保してすぐに本を読み始める。
わくわく〜

中扉をめくると
「はじめにーーーーーー
ノーベル文学賞受賞のヴァーチャル祝辞」
とある。
新聞社に頼まれて、村上氏が賞をとった場合の原稿を発表の前日に書いたのだが、結果使われなかった。それをそのまま「はじめに」の文として使っているのだ。「ウチダ」らしい。
更に次の項の
「極東のアヴァター『羊をめぐる冒険』と『ロング・グッドバイ』」をふむ、ふむと読んで、三番目の項へと読み進む。
「すぐれた物語は身体に効く」という題の文章で、書き出しは、なんと、こうなっていたのだ〜っ。引用する。


 村上春樹訳『キャッチャー・イン・ザ・ライ』が刊行されたので、買い求めにジュンク堂へ行こうとしたら、西宮北口の駅構内の書店にすでに山積みされていた。すごい。


「すご〜〜〜い!」と危うく私は声を上げそうになった。とっさに車内をキョロキョロ見回し同調者を探すもいるわけない。
ふ〜っ!
この興奮、誰か分ってくれるかしら??



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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
 uraraさんが買いに走ったって言うから、「村上春樹」がタイトルに入ってるこの本に違いない、と思ってましたよ(~_~)。「内田樹 著」だけじゃ、走るわけないものねえ(^^♪。
 「すご〜〜〜い!はいろいろありそう。土地勘がないのでなんだけど、内田さんは神戸女学院大の先生だから、「西宮北口」あたりはテリトリーなんでしょう。それにしても、本を買ったところは違うけど、「西口北口の駅構内の書店」→ジュンク堂という本買いのルートは二人とも同じらしい。赤い糸はつながっていないだろうけど、運命的?(~_~)。
 内田さんの本は駅構内の書店には見当たらなかったけど、村上訳の『キャッチャー・イン・ザ・ライ』は山積みされていたというのは、さすが村上春樹で「すご〜い!」。ひょっとして、uraraさんも、その駅構内の書店で『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を買ってたりしてたら、もっと「すご〜い!」(^^♪。てなところで、どうでしょう(~_~)。
(つづく)
遊哉
2007/10/28 12:39
(つづき)
 ところで、村上春樹訳の『キャッチャー・イン・ザ・ライ』は、バカ親父も出た時すぐに買いました。大判の厚いヤツ。でも、なんだかもったいなくて、まだ読んでません。高校時代に「ライ麦畑で捕まえて」なんていうタイトルの時に読んで、衝撃的だったのです。村上さんの訳を読んでみたいんだけど、ちょっとコワい気がして……(^^♪。
遊哉
2007/10/28 12:40
遊哉さん、「すご〜〜い」の意味するところが伝わってよったです。でも、これって他の人にはあまりにどうでもいいことですよね。しかしながら村上春樹のファンのあいだではこういった事象を「小確幸」と呼ばれ、とても大事にされいます。つまり小さいけれど確かな幸せ、ということです。ホントですよ。
話はつづいて、「キャチャー・イン・ザ・ライ」になりますが、私は我が家にありながら遊哉さんとは違った低レベルの意味でまだ読んでいません。
昔からこの小説に拒否されます。少し読んで挫折です。でも、内田氏によれば村上春樹の翻訳はすばらしく、彼の新作を読んでいるとしか思えない、といっています。これは遊哉さんみたいに「ライ麦畑で…」に思い入れのある人には怖いですよね、さあ、どうなさいますか?!つづく
urara
2007/10/28 18:35
つづき
更に、その次の文で内田氏はこ「キャッチャ・イン…」のある部分を引用しているのですが、私は震えそうでした。すぐにこの本を探し出し(どこにしまったかすぐにはわからない)読んでみようと思ったのです。
しかし、この内田氏こそ私が長年求めていた「ハルキ友達」に違いないと確信した次第。(赤くはないけど迷彩色の糸が繋がってるはず)ここで、思い出されるのが遊哉さんが紹介なさった「態度が悪くて…」のなかの<「私が本を読む」というのはいささか自己中心的な…でいうところの豊かな時間を手に入れた思いです。さらには「キャッチャー…」との関係も発展しそうな予感です。
urara
2007/10/28 18:55
「キャッチャー…」は僕の小説ベスト3に入ります。
ハルキ訳で知り、野崎孝訳をおかわりして原書にも手を出しました。
海外のものや古典(って言っていいのかな)でそこまでこだわったのは初めて、そして今んところ唯一です。ところがあまり多くない僕の本友達(≒ハルキ友達)には割と受けが悪かったんですよね。ホールデン君のマネをしてもスルーされますし。
何かと曰くの多い本らしいですが、僕はホールデン君でホールデン君は僕で、共感なのか感動なのか、読んでいて心臓がグっとなる箇所が多いです。そして「自分の屈折をこれから大切にしていこう」と感じさせてくれました。

なんだかつまらない自分語りになってしまいましたが、手短に言うと「早く読んだらいいのに!」です。
しまひと
2007/10/29 11:22
しまひとさん、コメントありがとうございました。
ベスト3ですか。かなりの出会いだったわけですね。さっき慌てて探しましたら娘の部屋の本棚に並んでいました。何かとせわしない今年の秋ですが、少しずつでも読んでみます。「村上春樹にご用心」ではこれを読んでいないと先に進めないのです。それでも無理して進むと、「冬ソナ」と『羊をめぐる冒険」を比較検討しています。やれやれです。冬ソナが出てきたのは計算違いでした。世の中、一寸先は冬ソナです。
urara
2007/10/29 21:09
凄い!
分かります、分かります〜!
同じ体験をこれから読もうとする本の著者が既に書いていたなんて!
興奮しますよねぇ。
私は ご存知かな? 検死官シリーズのパトリシア・コーンウェルが住んでた街にいます。 で、本の中に知ってる地名やスーパー、お店などの名前がいっぱい出て来るんです。 読んでる内にドキドキしてくるんですよ。
梓の小鳥
URL
2007/10/30 10:01
urara様とどこかでテレパシーが通信しているのでしょうか!!
私も今図書館から借りています。
本日から読み始めます。10/11の記事で内田樹氏の本を始めて読みやはり!
村上春樹氏の名前が冠したタイトル本ともなれば読みたくなりますよね。
noritan
2007/10/30 10:06
梓の小鳥さん、この本、あまりこういった本を読まない私ですが友人に勧められて一冊読んだことがあります。
ずいぶんに成るのにまだ返してないなあ〜。
そういえば、そういった興奮もありますよね。有名なシリーズですし、情景が容易に想像できて臨場感あるかもしれませんね。
urara
2007/10/30 21:49
noritanさん、新潟は早いですね。こちらの図書館でこの本を検索してもヒットしません。
この本を読んでいると私がハルキ本を読んで言葉に表せなかったことを的確に文字にして表現してくれるので唸っちゃいます。でも、もっとしょうもない事柄や、ささやかな感想などもを同好の士でワイワイ話し合ってみたいのです。
urara
2007/10/30 22:28
私は単行本は高くてそうそう買えませんので、もっぱら図書館利用です。
新刊本は勿論まだ図書館に蔵書はありません。
その場合、リクエストすると買ってもらえるのです(凄い!)
聞きましたら、よほど公序良俗に反しない本以外は購入してもらえるのです。
で、そうやって買ってもらって読みました。
今時点で丁度半分ですが・・・
noritan
2007/10/31 04:13
noritanさん、リクエストなさったんですか。そういえば出来るんですよね。ということはかなり早くからこの本の情報を持っていたことになりますね。さすがです。私も本はお小遣いも少ないのでめったに買いません。これからは益々荷物を少なくすることを考えたいので図書館利用を増やすつもりです。が、ハルキ本は話は別で今日「走るときについて語るときに僕の語ること」を買ってしまいました。うれしい。
urara
2007/10/31 19:46

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